今回は、そんな危険なクラゲたちを少し紹介したいと思います。まず、一番手にあげられるのは、ハブクラゲ。その名前から想像される通り、過去に死亡例もあるほど強力な毒針の持ち主で、夏になると主に沖縄県で出現します。透明で立方体の体から最大7本の触手が4束、計28本伸びているのが特徴です。この触手にはたくさんの刺胞があり、刺胞の中に刺糸(毒針)が隠されています。刺胞には刺針がついており、これに何かが触れると刺糸が発射されるしくみになっているのです。また、ハブクラゲはクラゲの中では高度な光を感じることのできる優れた眼点を持っており、明るい方向に泳ぐ性質があるため、晴れた日には水面付近に集まっていることが多いようです。晴天時に海水浴へ行く際には要注意です。
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山口県下関市周辺でもハブクラゲと同じ仲間のアンドンクラゲが出現するので、注意が必要です。イラとも呼ばれ、「お盆を過ぎたらクラゲに刺されるそっちゃ!」のアレです。ハブクラゲとの違いは、立方体の体の四隅から伸びた4本の触手です。みなさん、“四角い体になが〜い足”にはご用心・・・ですね。
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次にあげられるのは、何といってもカツオノエボシでしょう。青いキレイな体をしているからといって触ってはいけません。キレイなものにはトゲがあるとはよく言ったもので、このクラゲも強力な毒を持っており、別名電気クラゲとも呼ばれます。外洋性で暖かい海にすんでおり、風船のような体でふわふわと海を漂い、本州の太平洋沿岸にやってきます。烏帽子のような気泡体を持ち、カツオの季節にやってくるのが名前の由来です。
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小粒でもピリリと辛いのがカギノテクラゲ。傘の直径3cmほどの小さなクラゲで、“鍵の手”のような触手が特徴です。私の知り合いの飼育員が刺された際、一週間近く入院するハメになったほどの強い毒を持っています。ホンダワラ類などの海藻の茂みにひそんでいるので、いつの間にか刺されてしまうことが多いようです。
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そして、あなどってはいけないのがミズクラゲ。私たち人間が手のひらで触れるのにはほとんど痛みを感じませんが、そこはやはりクラゲの仲間。顔や首など、皮膚の薄い箇所を刺されるとピリリと痛痒さを感じます。私は4年近くクラゲを飼育していますが、ミズクラゲの水槽に潜って掃除をしている際、唇を刺されて腫れ上がってしまい、痛い思いをしたという苦い経験があります。
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