あくる日、出勤してきた私は昨日のカスザメの様子を見に行き我が目を疑いました。
「あら!?なんか小さいのがおるなぁ……生まれちょる!!」
水槽の中を良く見ると昨日まではいなかった20cmくらいのカスザメがちょろちょろ泳いでいるではありませんか。しかも、メスが2匹。カスザメは胎生で一度に約10匹の胎仔を産むといわれています。今回産まれたのは2匹だけだったので、もしかしたら出産の途中に漁師さんの網にかかったのではないでしょうか。しかし、このままでは親に食べられてしまう危険性もあるので、他の水槽で親と分けて飼育することにしました。
飼育を始めていきなり最初の壁が立ちはだかりました。餌です。当然のことながら冷凍の餌には見向きもしません。甲殻類を食べているということから、殻を外したヤドカリを与えてみましたが…仲良くしています。次に活きたハゼを与えてみると…食べました!ハゼがカスザメの口に近づくと一瞬のうちに襲いかかり丸飲みでした。普段は砂の中でじっとしていますが、このときばかりはサメの血が騒ぐようです。なにはともあれ一安心。
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